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File.05
岩淵 倫子
Tomoko Iwabuchi
探せばまだある隠れた収納スペース
壁の厚みを利用
 家の中に散らかったモノを収納するためのスペースが欲しい、という声はリフォームの要望でよく聞きます。もともと片づけが苦手という人もいるのですが、マンションあたりを覗いてみると収納スペースが足りないケースがほとんど。だからといって収納スペースを広く取れば、その分、居住スペースが削られます。何から何までとっておくという考えでは、いくらスペースがあっても足りません。まずは何年も着てない衣類などの「死蔵品」は思い切って処分し、収納する量を把握した上でプランを立てましょう。
 家の中には隠れたスペースがたくさんあります。このデッドスペースを活用すれば、収納効率がぐ〜んとアップ。一戸建てでは、階段下や階段を上がったところにある手すり壁に注目。階段下は、玄関の下駄箱に納まらなかった靴や掃除用具、特定の季節に使用するものなどを入れると便利です。壁は面部分を空洞にし、棚として利用します、厚み10cmほどしかありませんが、文庫本などの書棚としてなら十分。そのほか、トイレ内のトイレットペーパー収納、玄関のスリッパ収納、キッチンの調理用ポケットなど、壁中は何かと重宝します。お手軽な方法なので、壁紙を張り替える際にやってみるといいでしょう。ただ、家の構造を支える耐力壁や、壁で支える2×4構造の家には、むやみに壁をくり抜くことはできません。
 一時需要の高かった屋根裏収納もデッドスペースの有効活用ですが、「重いものを出し入れするのに不便」「熱気がこもるので衣類が置けない」という不満の声は少なくなく、あまり役に立っていないようです。そこで最近、屋根裏は収納スペースとしてではなくロフトにするケースが増えており、使い勝手が良くなると同時に部屋全体の開放感につながるとあって好評です。
 整理整頓のしやすいシステム収納も人気が高まっています。システム収納とはモジュール化された部材・部品を好きなように組み合わせる収納棚のこと。様々な機能を持たせることができるうえ、収納するものに合わせて途中で組み合わせを変えたり、部材・部品を後から追加できるので、ライフスタイルの変化にも対応できるメリットがあります。大きなシステム収納は部屋のイメージを大きく左右するので、選ぶ時は部屋の雰囲気に配慮したいですね。
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