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File.12
関谷 直弘
Naohiro Sekiya
逆転の発想(後編)
水回りは南側に
 昔から家づくりには伝統や家相など常識的な考え方がありますが、現代の生活スタイルの変化に伴い、必ずしも常識ではなくなっているものがあります。
 そのひとつが水回り(トイレ・浴室・洗面所・台所)。家相では、北東(鬼門)は災いが訪れる方角とされ、不浄のものであるトイレなどの水回りは北東に作るな、とされています。“一等地”である日当たりのいい南側には居間や和室を配置し、その結果、水回りは北西に持ってくる事が多いようです。
 ところが現在、和室の使用頻度は一般的には随分減っており、なかには不要という人もいます。そのような和室を一等地に持ってくるのは、ちょっともったい気もするのです。そもそも水回りが北側にあってはジメジメして衛生的に良くありません。
 そこで提案したいのが水回りと和室のトレード。水回りが南側にあれば、日当たりはぐんと良くなり、乾きやすく、暖かい。朝、明るい日ざしの中で顔を洗うことができるので、快適な目覚めを約束します。さらに浴室が坪庭やウッドデッキに面していれば、ちょっとした露天風呂気分だって味わえます。洗濯物を干す際の動線が短くなるのも、このプランのメリットです。
 一方、北側の和室は、そのままだと当然暗いので、可動の光を通す間仕切りを採用し、十分な明るさと開放感を与えます。
 そのほか面白い施工例として、納戸をリビング吹き抜け部分の一角に作ったことがあります。リビングの開放感が半減しそうですが、実際はそうでもなく、トップライトより射した光が複雑な影を作り、夢幻的な雰囲気に。その部分の壁は鮮やかなブルーとしたので、リビングの扉を開けると、どんな部屋なのかお客さんは期待します。「あの青い部屋は何ですか? 」「実は納戸なんですよ」。謎解きのカタルシスみたいなものがあって楽しいと思うのですが、いかがでしょうか。
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